筋肉的な体を作るためには、筋肉がつくしくみを知ることが重要です。筋肉が育つ仕組みを知っておけば、どのようなトレーニングが最も効果が高いのかがわかるからです。マッスルをつけることは、見た目を改善するだけでなく健康のためにも効果的です。正しいメカニズムを知って、効率よく体を鍛えていきましょう。
マッスルは細かな繊維の重なりから出来上がっています。脳から命令を出すとそれらの繊維が同じ方向に動き、大きな力を生み出すという仕組みです。それぞれの繊維は、細く傷つきやすいものです。そのため力を入れすぎると繊維は傷つけられてしまいます。だからといって心配しないでください。なぜなら傷つけられた繊維ほど筋肉を成長させてくれるからです。
というのもマッスルの細胞が傷つくと、ある物質が放出されます。それによって体の中のシステムが傷を治そうと動き出すのですが、その過程によって筋肉が大きくなっていくからです。大事なことは、マッスルの繊維を傷つけてはそれを修復するというサイクルを何度も繰り返すことです。
そのためにも欠かせないのが、マッスルへ負荷をかけることです。長期間入院していると、体の筋肉は縮んでしまい細くなってしまいます。これはベッドに寝ているばかりで、全く負荷がかかっていないからです。負荷をかけるにはトレーニングに筋肉を伸ばすという過程を取り入れることが大切です。多くのトレーニングを見ればわかるようにどれも収縮運動を繰り返してることが分かるでしょう。
一方でトレーニングだけでは、マッスルは十分に成長していきません。傷ついた筋肉を修復するには、適切な栄養が必要だからです。よく筋トレに良いと言われるタンパク質は、体の中でアミノ酸になり筋肉を作り出してくれます。お肉や卵の白身が良いと言われるのはそのためです。睡眠も重要ですので、忘れずに取るようにしましょう。実は傷ついた筋肉が修復されるというサイクルは、睡眠中が最も活発になるからです。栄養と睡眠を十分に確保しながら、正しいトレーニングを行うことが筋肉をつけるためには欠かせません。